よりよく生きたい

キャリアや職業を考える & キャリアコンサルタント試験対策のブログです。キャリアと向き合ってよりよく生きたい!

よりよく生きたい

キャリアの悩み、立ち止まって考えませんか? 人生なんとなく不安なあなたへ

キャリアに悩みつつも忙しさに追われる


はじめに

あなたのキャリア、日々の生活やお仕事は、最近どんな感じですか?

順風満帆の方もいれば、「なんか納得いかないなぁ」「このままでいいのかな?」という思いを抱いている方もいることでしょう。

その時の仕事の内容や境遇だけでなく、10年・20年先のことや、大きな自分の生き方・働き方など。
なんだか微妙、思い描くものと違う……と思ったとき、あなたはどうしますか?
 
今回は、そんな漠然とした疑問や不安を抱いているあなたに読んでほしい記事です。
 

立ち止まってキャリアを考える重要性

自分で求めるものや目標がはっきりしている場合。これは比較的方策が立てやすいと思います。
しかし「なんか違う」というふんわりした違和感を抱いている場合。モヤモヤの正体がわからないゆえに、スッキリ解決させることもできない。
ここで問題なのは、このままじゃダメかなぁ、何か変えたいなぁ、と思っている間にもどんどん時間が過ぎていくこと。

問題意識を持ちながら何もしないヤツは悪い!という意味ではありません。
毎日ずっとモヤっている状況では、おそらく自分がつらいじゃないですか。
ということで、何とかしたいですよね。
 
モヤを少しでも明確にし対処法を考えるためには、まずは立ち止まって考えることが必要です。
 
具体的に言うと……
今は理想と何が違うのか?
どんなことが不安なのか?
そもそも自分は何を求めているのか?

と、このようなことを、日常の中でしっかり考えるための時間や機会を作ることです。

目先の仕事や雑事に追われているうちに「そろそろ先のこと、考えなきゃ……」「調べなきゃ……」と思ってはいるのに、できないまま過ぎていくという経験、ありませんか?

時には、「走りながら考えろ!止まるんじゃねぇぞ!」なんて言われます。
ビジネスだと確かにそうかもしれません。動きを止めている間に資金がショートし、後も先も無くなるかもしれません。
しかし個人の人生くらいは、ゆっくりしっかりと考えたいものです。

もちろん走りながら考えることが普通にできる人はそれでよいのですが、おそらく万人ができることではありません。
ゆえに私は、キャリアを考えるには一度立ち止まってみることが大切だと思います。
 

「止まる」のは意外と難しい

「走りながら考える」が難しいのもさることながら、意識して「止まる」というのもまた難しいことです。
会社員であれば毎日次の仕事が来るし、お子さんがいればご飯を作って寝かせて、の日々が続きます。
自分のことを考える暇もなく、否応なく他のことで時間と頭の中が占拠されてしまうこともある。

止まりたくても止まれない、止まったら支障が出る……。

イメージ的には、強制スクロールのスーパーマリオですね。立ち止まっても、画面は先へ先へ進む。止まったままでいると取り残され、画面の左端に挟まれてしまいます。
先へ進まざるを得ないんです。

なんと皮肉な人生のメタファーだろうか……

たぶん違います

 

「考えるための時間を作る」のススメ

でも、そんなスーパーマリオにも止まる方法がありますよね?

そう、ポーズ(一時停止)することです。

私たちの人生も、マリオワールドのように時間進行自体を止められるわけではないけれど、決して止まれないわけじゃないんです。
自分と周りに支障をきたさないような止まり方を考えてみればいいんです。

具体的には、1日有休をとってみたり、お子さんを預けてみたり。他のことをやらなくてもよい自由な時間を意図的に作るのです。
そんなの簡単にできないよ!と思われるかもしれません。確かに、物理的な要因で難しい方もいるとは思いますが、「特別な用事があるわけでもないのに、有休をとるのも気が引けるなあ……」というような気持ちの問題である場合。
思い切って「私用で休みます」と言ってみてはいかがでしょう。
本来、有給休暇を取得する理由について職場に明言する義務はありません。
何かしら、時間を作るための工夫や方法があるのではないでしょうか。
 
そうして時間を作ったら、自分の抱える「モヤ」とじっくり向き合ってみましょう。
可能であればあらかじめ、他のことに気を取られないような環境にして行うのがいいですね。

その日は、仕事の連絡は受けないとか。

あらかじめ職場に宣言しておくのもいいですね


私のおすすめ方法は、現在モヤっていることについてノートに書き出すことです。

頭で考えるだけではなかなか思考の整理が難しいため、文字や図にして可視化することで、状況を整理し課題点を洗い出せるのがメリットです。
「可視化」や「課題の洗い出し」~なんて言うとカタいですが、要するに、書き出すことでモヤの正体がわかることがあるんですね。
 
たとえば、
「なんか最近仕事がつまらないなぁ。転職しようかなぁ」と思っているとして
 
「最近」
⇒いつ頃から?以前は楽しかった?
⇒2カ月前から
⇒2カ月前、環境的な変化など何か思い当たる出来事はあった?
         
「つまらない」
⇒どんな時につまらないと感じた?
 逆に、満足しているのはどんな時?

「転職」  
⇒どうして転職したい?
        
こんな風に考えていきます。

具体的な状況やエピソードを思い出しながら書き出すことで、「よくわからんけどつまらん」というモヤの要素と自分の思いがはっきりしてきます。

原因の所在は、仕事の内容なのか、職場環境なのか、人間関係なのか、はたまた自分の気持ちの変化なのか……
不満なこと、気になることが何かが具体的になれば、やるべきことや次に必要な情報を見つけやすくなります。
必要な行動は、必ずしも転職ではないかもしれません。

どこから何をしたらいいかわからない!という時も、丸1日時間があれば、ひたすらネットで検索して情報の手がかりをつかむことくらいはできます。
 
そうして、モヤの整理→情報収集→行動→また思考の整理… というように繰り返しましょう。
 

スムーズにはいかないかもしれませんが、考える暇もないままに過ぎゆく日々に違和感があるならば、一度立ち止まり自分と向き合ってみる価値はきっとあるはずです。
 

さあ、止まろう

ということで、悩んでいる皆様には立ち止まって考えることをおすすめします。

もしもあなたが、常にものすごい速さで敵が走ってくるようなハードな人生を歩んでいる場合、止まる怖さはあるかもしれません。
いったんポーズして、ポーズ解除した次の瞬間に、突っ込んできた敵にやられてしまうかもしれない。

だけど、止まらずに走り続けても、同じようにやられてしまうリスクはありますよね。
止まることで初めて見えてくる世界や戦略が、きっとあるはずです。

モヤったまま走り続けているあなたも、勇気を出して止まってみませんか。
 

子どもに将来の夢を聞くのって、難しくね?

大きくなったら何になりたい?1

大きくなったら何になりたい?2


幼いころから、ことあるごとに
「おおきくなったら何になりたいですか?」なんて聞かれるけど

小さい子どもに難しすぎるだろ、その質問!
それがわかんない大人もいっぱいいるわ!!

みたいな気分です。はい。

そもそも、何故それを子どもに聞きたいんだろうか……?

小さい子どもが知っている大人の姿、職業の種類は数えるほどしかない。
将来の夢は?何になりたい?なんて聞かれても、当然、自分が知っているものの中からしか答えられない。

「パパのお嫁さんになる~!」とか「ようちえんの先生になる~!」って聞いて
大人が「まあ!あんなに小さかったうちの子がこんなこと言って…」って思いたいだけの、いわばエゴなんじゃないだろうか?(※考えすぎ)


ところで今の20代後半(私の世代)が小学生だった頃……いわゆるゆとり世代から現在にかけては、
総合的な学習やキャリア教育を通して、地域社会がもつ課題を考えさせたり、調べ学習をして発表させたり、将来の夢を考えさせたり……という授業はそれ以前に比べて多くなった。
しかし未だに、世にあるリアルな働き方・生き方を教える機会は足りないように思う。
小・中・高の授業いずれにおいても。

幼稚園児くらいの年齢はさておき、小学校に上がったら、現実を生きていくために必要な物事を教える必要があるのではないだろうか。

・世の中にある職業や業界について
・専門職、一般職、総合職の違い
・資格が必要な仕事(業務独占資格)となくてもいい仕事
・女性の社会進出の実情(女性管理職の割合)
・産後女性の職場復帰率
・男性の育児休暇取得率

などなど。

あとはこんなのも


こんなリプライをいただいたけど本当その通りだと思う。


もっとも、今の子どもたちが大人になる頃には、今存在しない職業に就くだろうし、諸制度、労働者を取り巻く現状は変わっているだろう。

ゆえに
今世の中の大人はこんな風に生きているよ。課題点は何かな?」
みんなが大人になるころはこう変わるかもね」
こう変えていきたいね」
という視点まで含めて教えていくことが必要だ。


これらを教えたら、子どもは将来なりたいものを聞かれたとき。
どんな風に答えるかな?

「おーきくなったら何になりたいですか?」

「以前は仮面ライダーになりたいと思っていましたが
 俳優、スーツアクター、いずれも厳しい道であることを考えて、関連する仕事の中から玩具の営業職に就きたいと思うようになりました。子どもが生まれた後は自身も育児休暇を取得し、奥さんと対等に家庭に参画していこうと思います」

・・・・・・

未来は明るいね!!

こわい・・・

 

キャリアコンサルタント・独学or通学の悩み解決!養成講座のメリット&疑問点まとめ

キャリアコンサルタント養成講習!通学する?しない?

はじめに

国家資格キャリアコンサルタント。

受験資格を得るための条件は大きく分けて2つ。

①厚生労働大臣が認定する講習の課程を修了すること
または
②キャリアコンサルティングに係る実務経験を3年以上有すること。

このいずれかを満たしている必要があるわけです。

②に該当し、これから受験を考えられる方は少なからず
独学で合格できるかな?」「講習を受けた方がいいのかな?という疑問をお持ちではないでしょうか。

今回は、そんな疑問をお持ちの皆様へのご参考記事です。 

 

キャリア支援の実務経験とは?

やや余談です。

私の本業は高校生に対する進路支援業ですが、ここで言う「実務経験」には該当しないと判断したため、①の養成講習を受け受験に臨みました。

理由は、キャリアコンサルティングによる支援対象者が「労働者」である必要があるからです(求職者、学卒就職希望者を含む)。
学卒就職希望者(=高卒で就職する生徒)の指導を行うこともありますが、現在高卒就職を希望する高校生の割合は約18%。私自身が行うのは進学に関するアドバイスが多く、就職支援の機会は比較的少なめです。

そのため迷わず養成講習を受講しに行ったのですが、もしかしたら、申請時の書き方によっては「実務経験」として認められたかもしれません。(※実際に出してはいないのであくまでも憶測ですが……)

※参考
 所定の職務経歴シートに職務内容を記し、所属する会社の上長から署名・押印をもらえば、受験申請時に必要な実務経験の証明書として使用できます。
 以下の受験申請ページに記入見本が掲載されています。

 ☞受験申請 - 受験案内 | 国家資格 キャリアコンサルタント試験

 私の場合、書くとしたら……
「学卒就職希望者(主に高校生)を対象に、個別面談や就職面接指導、セミナー講師を務める。」

うーん。なんか通りそうな気がするー

(※あくまでも憶測です)
 

養成講習、受ける?受けない?

同じような「実務経験なのか微妙だなぁ」のラインにいる方。

ますます、講習は受けに行くべきなの?と迷ってしまうことでしょう。
教育訓練給付金でいくらか戻ってくるとはいえ、それなりのお金がかかります。時間もかかります。

受講に向けての判断材料にしていただくべく、私自身が、講習(特に通学)を受けて良かった!と思うことと疑問点を記したいと思います。

※ちなみに…わたくしは以下の養成機関、受験団体を選択しました。

養成講習:日本マンパワー
受験団体:JCDA(日本キャリア開発協会)

養成機関によって若干異なる点もあるかもしれませんがご了承ください! 

よかったこと①:ロープレをはじめとした実践練習ができる

通学講座では、実際のキャリアカウンセリングを想定したロールプレイ、ディスカッションやグループワークに多くの時間が割かれます。
これが通学の醍醐味です!

仲間たちと学んだことについての意見交換が楽しいのは勿論、ロールプレイに先生からのフィードバックをすぐにもらえるのが魅力。つまり実技(面接)試験の対策になります。
独学の場合、この面接試験に向けての練習の場を確保するのが非常に難しいです。有料の講習に参加するか、人のツテを作り有志の勉強会の場を探していくか……。
私は講習終了後も、試験本番までの間に毎週のようにクラスメイトと集まり練習を行いました。 

よかったこと②:キャリコンとしての基本姿勢を叩き込まれる

「キャリアコンサルティングは、何のために行われるのか?」
「我々が持つべき心構えは何か?」

講習期間中の最初から最後まで、常に考えさせられます。
徹底的に叩き込まれます。

キャリアコンサルティングの意義、倫理綱要、傾聴の姿勢、職務の範囲などなど……
簡単なようでいて、真の意味を理解をするのは難しい要素もあるんです。
常に意見をシェアし先生にも聞いてもらえる環境のため、自分の理解が誤っていたらすぐに「それは違いますね」と言ってもらえ、軌道修正できるのが利点。

基本姿勢の理解と習得。これは「やってよかった」とか「やったほうがいいのか」とかいう問題でなく、キャリアコンサルタントとして活動する方全員が通るべきプロセスだと私は思います。 

よかったこと③:仲間ができる、仲良くなれる

講習に集まるのは、仕事も世代もバラバラ、しかし目標を同じとする人たち!
そんな方たちと仲間となり、意見・情報交換をするのはとっても有意義です。

何より、新鮮なんですよね!

世代や職業柄、男女によってキャリアの捉え方が違ったりもします

かつ、自身の生い立ちや趣味を語るワークが多く行われるため、必ず相手の人となりに触れることになります。

加えて、毎週顔を合わせ自分のことを語り合う……仲良くなるための条件(?)は万全です。
これは、単発の勉強会に行くだけではなかなか得られないものだと思います。

また、スクーリングから試験本番までは期間が空きますが、その間も励ましあったり勉強会を行うなどしてモチベーションを維持することができます。 

疑問点:養成講習は学科試験対策ではない

デメリットとは言いませんが、おそらく多くの方が疑問に思っている点。

それは養成講習は学科試験対策ではない、つまり知識・理論を講義してくれる場ではないということです。

キャリア理論家について触れることもありますが、全試験範囲の5%くらい。まして学科試験での頻出箇所は?など一切教えてくれません。
テキストをドンと渡されて「自分でやってきてね。講習では実践やるよ~」という感じ。
実務経験枠で受けるにせよそうでないにせよ、結局学科試験対策は自学自習が何よりも大切なのです。

果たして受ける意味があるのか……?と思ってしまうのも無理はないでしょう。

 

まとめ:講習の内容・目的に共感できるか

通学での講習がどんなものか、イメージできたでしょうか?

受講するかどうか、の境目で悩んでいる方は「講習の内容・目的に共感できるか」…
つまり上記の①、②にメリットを感じられるか?
独学で同じ学びができるか?
が一番の判断ポイントだと思います。

ちなみに私は断然、講習「受けてよかった」派
です。

通学の時間があったからこそ、キャリアコンサルタントとしての姿勢や資格の意味を考えることができたと思います。
②の理由から、実務経験枠で受験が可能な方にも通学をおすすめしたい気持ちさえあります。

別に養成機関の回し者じゃないけどね

あとは、直接各スクールの説明会に足を運んでみるのもいいですね!
迷っている皆様が、よりよきご判断ができますように!

キャリコン資格をとりたい?役に立ちそう?養成機関のHPには良いことしか書いてないぞ。

資格取得に夢を見る

 

はじめに

キャリアコンサルタント資格に興味があり、受験を検討している皆様へ。

どれほどに役に立つんだろう?
どれほど将来が広がるんだろう?

資格の特徴、資格を取って活躍している人のこと……知るほど夢が広がりますよね!
 
が!
伝えたいことがある!
 
養成機関のHPには良いことしか書いてないぞ!!
 
※資格が無益なものだと言いたいわけでは断じてありません。
 私自身は心から素晴らしい資格とスキルだと思っています。

伝えたいことは、
キャリアコンサルタントとして活動するのであれば 
その活動の仕方と現状について、いい部分もそうでない部分も含めたリアルを知っておいた方がいいよ!!ということです。

デメリットを知らず理想ばかりふくらみ、いざ現場に出ようとした時に「思っていたのと違う!!」となっては、ショックを受けるのは自分自身だからです。
この資格以外の物事についても言えることです。

というわけで、気を付けて頂きたい事項を記していきます。

 

キャリコン資格の「リアル」を知ろう

国家資格です!
 国も、キャリアコンサルタントを増やし活躍の場を増やそうとしています!」と聞くと
なんだかすごそうな感じがするけれど
 
資格を取ったからといって
転職にものすごく有利か?
絶対にすばらしい職務経歴になるか?
 
というと、現状、そうではないよなぁ~という感覚が正直なところです。
 
専門職といえば専門職なのですが、医者や弁護士のように業務独占資格(=その資格を持っていないと業務ができない資格のこと)ではありませんし、潜在的なニーズはあるかもしれないけども目立った求人はない……というのが現状です。


 「売る側」が良いことしか書かないのは当たり前

「そうなの?
 なんか、スクールのHP見ると、転職成功したり、活躍してる人がいっぱいいるみたいなのになぁ…」
って?
 
そりゃそうですよ。
ちょっと語弊がありますが、
「お金を払って講習を受けてほしい」、つまり講習を売っているのですから
良いことしか書きません。
なんかうまくいってる人のことしか載せません。
 
売り出したい商品のHPに、「値段はちょっと高めです」って書きますか?
大学のパンフレットに、学生生活になじめなくて退学してしまった人の声を載せますか?
求人のページに、「先月は〇人退職したので中途募集です!」って載せますか? 

載せません!!(食い気味)

これは正しいとか間違ってるとかでなく、当たり前のことだと思います。
どんなものにもデメリットはあります。イマイチな点もあります。
ただ、「売ってる側」はわざわざマイナス面の宣伝はしません。ただそれだけのことです。
 
ここで何が大切かというと、選ぶ側の我々自身がきちんと情報を得てきちんと判断していくことだと思います。
かっこよく言うとリテラシーです。
 
別に押し売りではないのだから、やるかやらないかは自分の判断次第。
 
いろいろなところから情報を集めて、

自分が期待するものは何か?
それに対して現状は?
求めるものに見合っているのか?
など、総合的に考えねばなりません。

キャリアコンサルタントという肩書きで、 黙っていても仕事があるかというと無い。
稼げるかというとそんなこともない。
社会的評価が高いかというと、まだ知名度も低い……。
そういったプラスでない現状も知り、受け止めていきましょう。
その上でなお、資格取得を目指したい人が目指せばよいのです。
 
そういった情報収集を怠って、あとから
資格取ったけど全然役に立たない!取るだけ無駄!!
などと、資格自体の地位を乏しめることを声高に言うのは……

うーん。

理想と違って、悔しい気持ちはわかるけど!

資格の存在自体を攻撃しても、どうにもなりませんね

せっかくキャリア支援に興味をお持ちなのですから、まだまだ発展途上のこのキャリアコンサルタントという資格について批判するのではなく
働き方、活躍の場、将来を前向きに考えていきませんか?

少なくとも私は、資格が"使える"、"使えない"、という議論とはまた別の位置にいたいと思います。

もしあなたが養成講習のHPを見て、胸いっぱいに夢が広がっているとしたら、ここで一度立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。


※当ブログは、資格取得を考える方に、「養成機関のHPには載っていないリアルの情報を届ける媒体」でありたいと思っています。

今後ともよろしくお願いいたします!

 

仕事の意味、目的ってなに?仕事選びの時に考えたいこと。

仕事の意味を考えるマンガ1

仕事の意味を考えるマンガ2

「あなたは、何のために仕事をしますか?」

非常に大きい問いだ。
 
さまざまなキャリア理論家の答えや見解は、ここではいったん置いておいて、思うことを記しておきたい。
 
 
近年、好きなことを仕事にして生きている人がカッコよくて、そうでない人はダサい……みたいな風潮があるけど、決してそんなことはない。
 
そもそも「仕事は自分のやりたいことをやるものではない」と考えている人も一定数いる。できないから我慢しているんだ!という意味合いではなく、自分のやりたいことを反映させるのは仕事の本質ではないという主張だ。
 
「いやいや、やっぱり好きなことを仕事にすべきよ」という意見も一理ある。好きこそものの上手なれ、という言葉があるくらいだ。得意ゆえのやりやすさや楽しさはあるだろう。
 
しかし好きなことで生きるのが、必ずしも正しいとも幸せとも限らない。
 
 
そう。大切なのは、自分の中で仕事選びの基準をもつことである。
 
・仕事に何を求めるか
・好きなこと、嫌いなことは何か
・どんな風に暮らしたいか
・「これだけは譲れない!」というものは何か
・無くてもいいものは何か
・やっていて辛いこと、できないことは何か
などなど……
 
考えていくことで、自分なりの「軸」ができる。
仕事選びにとどまらず、ライフスタイルなど何についてもそう。
その軸に沿って物事を選んでいくことで、納得感のある働き方・生き方になる。
 

自分の軸をもつために

そのためには、自分と向き合う必要がある。 
・学歴はあったほうがいい!
・大企業のほうが勝ち組!
・好きなこと仕事にできたほうが幸せ!
・目標見つけよう!
・早く結婚しよう!
 
そんな一般的な価値観や周囲の意見に流されず、自分自身の思いと向き合うこと。
 
どうして私はそれを求めるの?原体験は?など……
向き合った結果、他の人と違ったっていいじゃないか。というか違って当然だ。違う環境で暮らし、違う価値観を持つ、別の人間なんだから。
 
自分にとっての幸せは自分で考えよう。
自分の人生なんだから! 
 

それが結構難しいんだけどね!

難しいけどやっていきましょう

キャリアコンサルタント試験に向けて…勉強時間、どのくらい必要?どうやって時間つくる?

試験勉強 合格までに必要な時間

はじめに

資格に興味がある皆様へ。
または、受験を控えた皆様へ。
 
キャリアコンサルタントの学科試験に向けて……
どのくらい勉強すればいいの?
勉強時間の確保、できるかしら?
そんな疑問が少なからずあることでしょう。
 
今回は、必要な勉強時間の目安
その時間をどうやって確保していくか?を考えたいと思います。

一概に「〇時間勉強していればオッケー」というものでもありませんが、学習計画を立てる際のひとつの目安にしていただければ幸いです。
 

ずばり、必要な学習時間は?

国家資格キャリアコンサルタント。
学科試験の合格までに必要な学習時間は200時間程度と言われています。
(明確な調査結果があるわけではありませんが、このくらいが目安~と先人たちに言われます)
 
講習期間中は宿題や添削課題も課されますし、「早めに過去問にチャレンジしよう」と思ってもなかなか難しいものです。
すでに講習を終えられた皆様はご存知かと思いますが、修了試験での出題内容は簡単。ごく基本的な知識や基本姿勢についてを問うものであり、本番の学科試験の出題範囲はその何倍にもなります。
 
つまり、学科試験対策は養成講習を修了した後からが本番なのです。
講習を修了してから、学科試験の本番までに残される期間は約2カ月~2カ月半。この2カ月にどう勉強するかがカギになります。
 

純粋に割ってみる 

残された期間が2カ月=約60日間だとして、必要な学習時間を純粋に日割りすると200時間÷601日当たり約3.3時間。
土日に5時間ずつ、平日に3時間ずつとすると、8週間(56日間)でちょうど200時間になります。 

結構しんどくね……?

その感想は普通だと思います、おそらく 

平日は残業が多い。家事・育児がある。土日は家族サービスに費やされる……
3時間も5時間も、時間取れないよ!
そんな状況の方が多くいらっしゃることと思います。

しかし諦めてはいけません。なんとなく過ごしてしまうのも良くありません。
というわけで、日々意識して、しっかり自分にできる形で時間を確保するよう工夫していかねばなりません。
 

時間を確保するには?

ここでは会社員の立場から、「平日3時間の勉強時間を確保するには、どうするか?」の一例を記します。
 
何と言ってもポイントは!
スキマ時間を活用することと、そのためにスキマ時間にいつでも勉強できるような教材・ツールを片時も手放さず持ち歩くことです。
30分、10分、という細切れの時間でも、積み重ねていけば大きな差がつきます。
 
たとえば…
通勤電車の中 30分×2(往復)
昼休み 30分
夜 1時間30分
これで3時間になりますね。
 

これならなんだか、できそうな気がしませんか? 

残業して夜9時に帰宅⇒夕飯・入浴で10時半から勉強スタート だとしても、0時には床に就くことができます。
 
もっと切羽詰まっている日は、私は食事しながら厚労省のHPを見たりしました。
(お行儀が悪いですが……)
 
学科試験対策では過去問の取り組み以外にも、経産省・厚労省などのHPおよび資料関係の確認が大切です。
両手がふさがっていてもペンを持てなくても、資料は読めますので工夫しながら頑張りましょう。
 

食事をしながらパソコンを見るいやでも、パソコンの前で食事するなんて有り得ない~~!って思う人もいるだろうな……
単身者だからこそできること……。

やるかやらないかはあなた次第……

早起きが得意な人は、朝活もオススメです。
 

「ながら勉強」ってどうなのか

 集中できない、逆に効率が悪い……などの理由で、「食事しながら」や「スキマ時間」の勉強に否定的な方もいると思います。それも一理あります。
しかし私は断然「スキマ時間で学習」派です。
 
何故かって?
 
ひとつ。毎日繰り返しやらないと、知識が定着しないから。
土日に詰め込んで勉強したとしても、月~金曜に何もしなかったら、次の土曜日に内容を思い出すのに時間がかかってしまいます。

そしてもうひとつ。常に腰を据えての勉強が物理的に無理だから!!!
 
残業多いし、土日が仕事のことも多いし、座ってペンを持ってお勉強できるタイミングを待っているうちに日々は過ぎていってしまいます。
常に目を光らせ、「ながら」だろうが、少しでも勉強できる時間は取って食う。

この積み重ねが差につながるのです!!!

取って食うって何……

 

具体的な勉強法は?

おすすめ手法やその他学習法については、こちらに詳しくまとめています。
ぜひご一読くださいませ~

 
しかし、個人によって好みや合う・合わないがもちろんあります。
いろいろと試してみて、自分に合った勉強方法を見つけるのが一番大切です。

試行錯誤しながら、頑張っていきましょう!

キャリアコンサルタント合格発表日。不合格だったあなたへ

不合格を悲しむ

本日は、国家資格キャリアコンサルタント 第9回試験の合格発表日でした。
 
合格された皆様!おめでとうございます!!
 
そして惜しくも不合格だった皆様へ……
 
今日はその「不合格」へ寄せてお伝えしたいことを記します。

  

大人になっての不合格はしんどい

試験に不合格になるという事実は、歳を取れば取るほどしんどいものです。

我々人間というものは、歳を取るほど新しい事実を受け入れられなくなるものです。
そして、学生のころに比べ、大人になると他者からダメ出しをされたり試験で選抜されたりする機会は圧倒的に少なくなります。
 
たとえば仕事に対する評価は、本人の頑張りや姿勢も加味されるなどふんわりとした部分があるのに対し、資格試験の結果として受け取るのは「合格」か「不合格」かのどちらかなわけで。目を背けられないものです。

試験に落ちるということは、もういい歳をした大人なのに「不合格!=能力的に不十分!」と言われるのと同義なんです。つらくないですか……
 
しかしそのしんどさ・厳しさと向き合って、次に向けて動き出す必要があります。
 

学科試験について… 難度の高低

キャリアコンサルタントが国家資格化してから、学科試験の難易度、それに伴う合格率の変動は凄まじいものがあります。

第1回から今回までの合格率の推移については、オプティキャリア・のんさんが詳しくまとめてくださっています。
 
今回の第9回試験は、学科試験の合格率がおよそ20%だった伝説の(?)第4回試験に次ぐ難度でした。 

折れ線グラフの、第4回・第9回の谷底具合よ……

 
国家試験開始直後は出題レベルが定まらず、合格率が上下するというのは他の資格でもまれにあることだとか……。
しかしたまたま難しい回に当たってしまった受験生にとっては、たまったもんじゃありません。
ツイてないし、なんだか不平等だし……
国家試験がこんな不安定でいいのか?ニッチな出題ばかりで、本当に問いたい知識・資質は何なのか?と、つい思ってしまいます。
 
しかし試験内容を糾弾したところで、今日明日で何かが変わるわけではありません。
 
こんないい加減な資格、もう知らん!」と、愛想を尽かして受験をやめるのは自由です。資格取得を引き続き目指すのであれば、理不尽な気持ちを一旦置いておいて、リベンジに向けて動き出したいところです。
 

実技の不合格は成長の機会である

 一方で学科試験と比べ、実技試験の合格率は6〜7割程度で安定しています。
 
しかし、実技試験で所用点が足りず落ちてしまった方。
こちらは学科と違って自己採点もできないため、「自信があったのに、合格発表日に結果を見たら不合格!」で落胆した方もいらっしゃることでしょう。
 
かく言う私もそうでした。
第7回試験で学科は合格したものの、実技は不合格。第8回試験でリベンジしました。
第7回の合格発表日はさぞ落ち込みました。しかもここだけの話、その後戻ってきた得点通知のハガキを確認したところ「惜しい」なんてものではないくらい合格点に足りませんでした。

ちょっと点数は恥ずかしくて出せません

真面目にスクーリングに通ったし、対策もしたし、「合格率7割」の試験に落ちるわけがないとナメていたのだと思います。
 
しかしこの不合格という経験が、自分には何が足りなかったのかをじっくりと考える大きなきっかけになりました。
試験に落ち悩んだ数か月間を通して、(大層な言い方ですが)人間的に一回り成長できたと思います。
今思えば、不合格にしてくれて、正体不明の自信と慢心をへし折ってくれてありがとう!!って感じです。
 
つまり何が言いたいかというと、不合格を食らって落ち込んでいるその時間も経験も、決して無駄ではないということです。
 
このキャリアコンサルタントという資格試験は、キャリアコンサルティングのスキルどうこう以前に、人との対話における大切なことを教えてくれました。
つらい不合格と対峙し、自分と向き合い、振り返った先には必ずまだ見ぬ成長があるはずです。 
 
なので、不合格だった方みなさま!
すべては成長につながる経験です!
 
2~3日はボーッとして、
その後はぜひ次回に向けて頑張りましょう!!
 
 
 
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