子どもに将来の夢を聞くのって、難しくね?
幼いころから、ことあるごとに
「おおきくなったら何になりたいですか?」なんて聞かれるけど
小さい子どもに難しすぎるだろ、その質問!
それがわかんない大人もいっぱいいるわ!!
みたいな気分です。はい。
そもそも、何故それを子どもに聞きたいんだろうか……?
小さい子どもが知っている大人の姿、職業の種類は数えるほどしかない。
将来の夢は?何になりたい?なんて聞かれても、当然、自分が知っているものの中からしか答えられない。
「パパのお嫁さんになる~!」とか「ようちえんの先生になる~!」って聞いて
大人が「まあ!あんなに小さかったうちの子がこんなこと言って…」って思いたいだけの、いわばエゴなんじゃないだろうか?(※考えすぎ)
ところで今の20代後半(私の世代)が小学生だった頃……いわゆるゆとり世代から現在にかけては、
総合的な学習やキャリア教育を通して、地域社会がもつ課題を考えさせたり、調べ学習をして発表させたり、将来の夢を考えさせたり……という授業はそれ以前に比べて多くなった。
しかし未だに、世にあるリアルな働き方・生き方を教える機会は足りないように思う。
小・中・高の授業いずれにおいても。
幼稚園児くらいの年齢はさておき、小学校に上がったら、現実を生きていくために必要な物事を教える必要があるのではないだろうか。
・専門職、一般職、総合職の違い
・資格が必要な仕事(業務独占資格)となくてもいい仕事
・女性の社会進出の実情(女性管理職の割合)
・産後女性の職場復帰率
・男性の育児休暇取得率
などなど。
あとはこんなのも
義務教育で教えてほしかったこと
— 佐々木彩香@マンガでキャリア (@sskmobile) 2018年10月13日
・冠婚葬祭のマナー
・雇用保険の使いみち
・会社員と自営業の違い
・自営業の税金の納め方
・困ったときの相談機関
・心を病んだときの対処法
・進学、結婚、出産にかかるお金
道徳も大事ですが是非これらも学校の課程に入れてほしい。学校ってこの世で生きていくために必要なことを学ぶところじゃないのか。。。。 https://t.co/bzQCL2mlJT
— Cana @ memo & tweet (@HicanadaC) 2018年10月13日
こんなリプライをいただいたけど本当その通りだと思う。
もっとも、今の子どもたちが大人になる頃には、今存在しない職業に就くだろうし、諸制度、労働者を取り巻く現状は変わっているだろう。
ゆえに
「今世の中の大人はこんな風に生きているよ。課題点は何かな?」
「みんなが大人になるころはこう変わるかもね」
「こう変えていきたいね」
という視点まで含めて教えていくことが必要だ。
これらを教えたら、子どもは将来なりたいものを聞かれたとき。
どんな風に答えるかな?
「おーきくなったら何になりたいですか?」
「以前は仮面ライダーになりたいと思っていましたが
俳優、スーツアクター、いずれも厳しい道であることを考えて、関連する仕事の中から玩具の営業職に就きたいと思うようになりました。子どもが生まれた後は自身も育児休暇を取得し、奥さんと対等に家庭に参画していこうと思います」
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未来は明るいね!!
こわい・・・